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ワイルドウエストの豊かな大自然の夏
三好美祢子
September 2005
9月に入り、日本では朝夕は多少涼しくなっていることでしょうね。 この夏はツアーの間を縫って、私たちのミニバケーションを楽しみました。 貴女はまだ行ったことのない場所なので、その様子をお手紙でお送りします。
8月にはサカジャウイアの 生誕地、サーモンにミニ旅行しました。研修生の智子ちゃんと3人で&に泊まって、サカジャウイアの記念館を訪れ、丁度、キャンプテン・クラークの曾曾曾孫がキャプテンの探検前後の書簡などから彼の人物像を浮き出して話してくれる催しに出席しました。 私たち3人と老夫婦二人のたった5人の聞き手で、親密に素晴らしい話を聞きました。涙もろいリードはハンカチが濡れるほど涙を流して聞き入っていました。 私も。サーモンの街は大陸分水嶺の陰で自然の大河サーモンリバーの水源近く、インディアン達が生活していた雰囲気を今でも感じる場所です。 大きな町から水分はなれて孤立している感じです。ティートンバレーと似ていますね。
次の旅行は南ダコタ州のBlack Hillsでした。
ワイオミングのおおらかで歴史に富んだ牧場ステイにお客様を送り込んだ後、リードと二人で南ダコタ州のMt. Rushmore,
Custer State Park.
Crazy Horse Monument (建設中) を歩いたりドライブしたりしてきました。 4人の大統領を彫ることを企画し、資金を集め、彫刻の指揮をした一人の男性の情熱と力量には脱帽です。アメリカ人ではない私までアメリカに住むことの恵みを考えることを促してくれる場所でした。彫刻は年一度の清掃のすぐ後だったので際立って白く気品と威厳に満ちていて想像以上でした。
Mr. Rushmore の近くにある Deadwood の街では日間スロットマシーンに挑戦したんですよ。毎日50ドルのギャンブル資金で、結局二日間で$40残りました。 軒並みにあるカシノをつまみ食いして周り大いに楽しみました。
ここはカラミディー・ジェーンがワイルド・ビル・ヒコックに身を焦がす恋慕をした街。ゴールドラッシュに魅せられて吹き溜まりに寄り集まったような男達:ギャンブラー、アウトロー、ゴールドを廻る人間劇が激しく繰り広げられた街、峡谷に細長く這うように建ち並ぶカシノホテル。 いつもはドアに向かってテーブルに座るビル・ヒコックはその日、入り口が見えない姿勢でポーカーのテーブルについていた。そして背後から銃で撃ち殺された場所もそのまま 今でも人々はギャンブルに余念がない様子でした。
Mt. Rushmore から2時間くらいなだらかな松林をドライブした場所に建設中のインディアンの英雄、若くして死んだクレージー・ホース像があります。
クレージー・ホースを彫る試みは、これまた想像を絶するスケールで、啓蒙されます。大きく力溢れるこの英雄像はインディアン達を大いに力づけ、誇りをもたらしていることでしょう。この像はアメリカ政府のお金を受け入れず、スー族自身が経営するビジターセンターでのスケールの大きなギフトショップやガイド活動で資金を作り収入源にしています。私はここでスー族の歴史やクレージーホースの一生を書いた本を著者から買いました。スー族の見地から自分たちの歴史、英雄を綴った本は今私の宝物になっています。
クレージー・ホース像は4人の大統領像と比べると大統領グループがなびく髪の中に納まるほどのスケールです。
クレージー・ホースを後にして更に南にドライブしました。黒々としたパンダロサ松林のBlack Hillsと草紅葉にそよぐ大草原の魅力を十分に味わえるカスター公園では
無数のワイルド七面鳥やバイソンや鹿が生存していて、時代を忘れる優雅さを味わいました。 インディアンの世界だった頃を彷彿させている場所です。ロッキーのイエローストーンよりはスケールが小さく、馴染みやすい整然とした自然公園でした。
Black Hillsの南端にある Wild Horse Sanctuaryに入り、経営者と話をしました。 このグループの情熱にも感激させられました。
必要でなくなった馬、怪我をして用の無い馬、綺麗でない顔や体で、捨てられた馬(捨てる代わりにこの場所に連れてこられた)などを受け入れて自由に生活させている広大な場所なのです。その馬たちが子供を産み、半野生の馬も多くいます。 私も老人になったら、こんな場所に来て住ませて貰いたいと思ってしまいました。 ここを回る
には特別バスに乗り$20を払うのですが、2時間かかるので今回は止めました。 次に行くことがあれば是非回りたいものです。
素晴らしい秋晴れで、ハイキングも楽しく、私たち二人にとって、Black Hillsの4日間はとても有意義なミニ・バケーションでした。
9月には日に一度はティートンキャニオンにハイキングに出かけています。
ブルーベリーを摘みながら小道を降りてくると同じようにブルーベリーを摘んでいる熊に出会いましたよ。
彼が食べ終わるまで待って、彼が茂みに入っていく音を聞きながら帰ってきました。 家には冷蔵庫に食べるものが沢山入っているのに、熊の食べ物まで摘んで食べていた自分に恥ずかしい思いがしました。
では、どうぞお元気で。残暑の中、あなたの事を思い出しながら黄金のアスペン小道をハイキングしている私を想像して下さい!
三好みね子


三好美祢子
Director, Wild West Adventures, Inc.
Executive Director, Teton Valley Chamber of Commerce
山口県出身
アメリカ在住 40 年
連絡先: P.O. Box 971 Driggs, ID 83422 U.S.A.
wwa@pdt.net
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